廃墟化していく尾道。

道を歩くと目にとまる廃墟。

観光名所として知られる広島県尾道だが街を歩くと廃墟化した家が目にとまる。

倒壊寸前の廃屋も多くある。

特に山側では車やバイクすら通るのが困難な道が多く、家の改修費が平地と比べ高額である事や接道義務を果たせない事から家の建て替えも出来ず高齢化も進み空き家となっているところが多い。

 

2014年には空き家率が過去最高の13.5%を記録している。
その傍ら空家再生プロジェクトも盛んに行われている。
その代表的物件が観光名所にもなっているガウディハウスこと旧和泉家別邸である。

傾斜地に建つ10坪の建物は建築当時流行した技法が使われた和洋折衷型の洋館付住宅で1980年頃まで和泉家が使用していたがその後は空家同然となり倒壊の危機から取り壊される予定となっていた。
そこでNPO法人 空家再生プロジェクト代表が2007年に買い取り再建を開始。
近年のレトロブームから若い世代が移り住む事も多く移住者支援を行っているが廃墟化が進んでいるエリアもまだまだ存在している。